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週刊 日韓マーケット

【週刊】日本休場の11/3、韓国メモリ株が先に下落 装置株は翌日-3.4%(11/2〜6)

日本が文化の日で休んだ11月3日、顧客の韓国メモリ株が先に-4.6%下げ、休み明けの4日に東京エレクトロン・アドバンテストも-3.4%でした。ただ、その間に米SOXが-3.4%、+2.6%と2日分動いており、韓国と米国のどちらに沿ったのかは今週のデータでは分けられません。

要点(2026年11月6日終値時点)

  • 11月3日、日韓では韓国だけが開いていた:サムスン電子-4.15%、SKハイニックス-5.03%(メモリ株-4.59%)。休み明け4日の東京エレクトロンは-3.42%、アドバンテストは-3.35%(いずれも11月2日終値比)でした。
  • 米SOXが下げた翌日、大きく下げた側は日によって逆:11月5日(SOX -3.13%の翌日)は装置株-12.06%(アドバンテスト-14.71%)がメモリ株-8.51%より大きく、6日(SOX -12.25%の翌日)は装置株-5.29%がメモリ株-8.40%より小さい下げでした。
  • 円で見ると、顧客の韓国メモリ株の下げはウォン建てより大きい:1週間でSKハイニックスはウォン建て-20.17%、円換算-21.37%。同じ週、アドバンテストは-19.64%、東京エレクトロンは-13.15%でした。

※装置株=東京エレクトロンとアドバンテストの騰落率の平均、メモリ株=韓国のサムスン電子とSKハイニックスの平均(このブログの定義)。SOX=米国のフィラデルフィア半導体株指数。円換算=韓国株のウォン建ての騰落率を、同じ期間のウォン円の変化で円建てに直した値。

今週は、11月6日で採点を終えた3つの関係の最後の集計でもあります(後半)。11月9日からは「米SOXと韓国メモリ株 → 翌日の日本の装置株」を記録します。

根拠

1 時間の順に並べると、11月3日は東京・ソウルのうちソウルだけが開いていた

1 時間の順に並べると、11月3日は東京・ソウルのうちソウルだけが開いていた

出所:株探、Daum金融(韓国株は正規取引終値、SOXは米国時間の終値)、2026年11月6日時点

順番市場前の取引日比
11月2日 日中東京:装置株/ソウル:メモリ株+3.89%/+2.79%
11月2日 夜(米国)SOX-3.37%
11月3日 日中ソウルのみ(東京は休場):メモリ株-4.59%
11月3日 夜(米国)SOX+2.63%
11月4日 日中東京:装置株(11月2日終値比)/ソウル:メモリ株-3.39%/-0.41%
11月4日 夜(米国)SOX-3.13%
11月5日 日中東京:装置株/ソウル:メモリ株-12.06%/-8.51%
11月5日 夜(米国)SOX-12.25%
11月6日 日中東京:装置株/ソウル:メモリ株-5.29%/-8.40%

米国の「夜」は米国時間の終値で、日本時間では翌朝です。

一行解釈:11月4日の装置株-3.39%には、ソウルの11月3日(-4.59%)と、米国の11月2日(-3.37%)・3日(+2.63%)がすべて入っています。韓国の下げが先に出たことは記録どおりですが、どれに沿ったのかは分けられません。

韓国の11月3日の下げについて、韓国では米国のAI企業の資金調達への懸念からハイテク株が下げたと報じられました(聯合ニュース)。

2 米SOXが下げた翌日、大きく下げた側は入れ替わった

米国の夜翌日の東京:装置株翌日のソウル:メモリ株大きく下げた側
11月4日 SOX -3.13%11月5日 -12.06%(東京エレクトロン-9.42%、アドバンテスト-14.71%)-8.51%(サムスン電子-7.57%、SKハイニックス-9.46%)日本の装置株
11月5日 SOX -12.25%11月6日 -5.29%(東京エレクトロン-5.60%、アドバンテスト-4.99%)-8.40%(サムスン電子-6.35%、SKハイニックス-10.44%)韓国のメモリ株

一行解釈:「日本の装置株のほうが米国に敏感」とも「韓国のメモリ株のほうが」とも、この2日では言えません。

  • 11月5日の東京では、アドバンテスト1銘柄が日経平均を約1,097円押し下げたと報じられました(TBL Advisory)。
  • 11月5日のSOXの下げは2020年3月以来の大きさと報じられました(ファイナンシャルニュース、韓国)。
  • 11月6日のソウルでは、外国人投資家のKOSPI市場での純買い(買った額−売った額)が-2兆7,685億ウォンで、そのうちSKハイニックスが-1兆8,227億ウォンだったと報じられました(韓国日報)。

3 円で見た1週間:顧客の韓国メモリ株は円でさらに下げた

3 円で見た1週間:顧客の韓国メモリ株は円でさらに下げた

出所:株探、Daum金融(韓国株は正規取引終値、ウォン円はハナ銀行のその日の最後の告示)、2026年11月6日時点

韓国の銘柄・指数ウォン建て円換算比べる日本株・指数(円)
サムスン電子(005930、韓国)-16.13%-17.39%東京エレクトロン -13.15%
SKハイニックス(000660、韓国)-20.17%-21.37%アドバンテスト -19.64%
POSCOホールディングス(005490、韓国)-3.11%-4.56%日本製鉄 0.00%
現代自動車(005380、韓国)-0.89%-2.37%トヨタ自動車 +8.73%
KOSPI(韓国)-11.71%-13.04%TOPIX -6.48%

10月30日終値→11月6日終値。ウォン円は1万ウォンあたり1,179.82円(10月30日、ハナ銀行 最終告示 第1359回)から1,162.10円(11月6日、第1293回)へ-1.50%(円高・ウォン安)でした。1万ウォンあたり円=10000÷(100円あたりウォン÷100)で、数字が大きいほどウォン高・円安です。

一行解釈:円で見ると、今週は顧客の韓国メモリ株の下げがウォン建てより約1.2〜1.3ポイント大きく見えた週です。有利・不利の判断ではなく、円に直したときの見え方の違いです。

終了した関係の最後の記録(11月2日〜6日、5取引日のサンプル)

11月2日の取引日から毎日採点してきた3つの関係は、11月6日のデータで採点を終えました。12週間の判断はせず、5取引日の記録として残します(データの収集は続けます)。

関係判定できた日仮説どおりひとこと
ウォン円が動いた日の、日韓の鉄鋼・自動車の差(M-006)3日0日鉄鋼と自動車で向きが逆になった
日本の装置株が大きく動いた翌日の韓国メモリ株(M-007)3日2日米SOXの向きだけで当てた基準線は3日のうち3日。食い違った11月2日は米国側
米SOX急変の翌日、韓国メモリ株と日本の装置株の反応の差(M-008)3日2日大きく下げた側は日によって入れ替わった(根拠2)

鉄鋼・自動車の差を日本株の側から見ると次のとおりです。差(日本株−韓国株)=(日本株−TOPIX)−(韓国株−KOSPI)の騰落率で、プラスなら日本株のほうが市場全体と比べて強かったことを示します。

日1万ウォンあたり円鉄鋼の差(日本製鉄−POSCO)自動車の差(トヨタ−現代自動車)
11月2日-0.53%(円高・ウォン安)-0.23ポイント+0.72ポイント
11月4日(11月2日比)+0.55%(円安・ウォン高)+0.80ポイント-1.64ポイント
11月5日-1.52%(円高・ウォン安)-4.63ポイント+6.72ポイント

一行解釈:3日とも、鉄鋼の差は1万ウォンあたり円の変化と同じ符号、自動車の差は逆の符号でした。最も大きかった11月5日、トヨタ自動車は利益予想の上方修正が報じられ(TBL Advisory)+16.68%、TOPIXは+1.16%でした。判定(3日とも仮説どおりではない)はそのままです。

参考:今週を11月9日からの数え方で並べると(採点ではなく、累計に入れません)

信号の日米SOX韓国メモリ株翌日本取引日の装置株分類
11月2日-3.37%+2.79%11月4日 -3.39%食い違い → 米国側
11月3日+2.63%-4.59%11月4日 -3.39%食い違い → 韓国側
11月4日-3.13%-0.41%11月5日 -12.06%同じ方向 → その向き
11月5日-12.25%-8.51%11月6日 -5.29%同じ方向 → その向き
11月6日+4.21%-8.40%11月9日(未定)食い違い

食い違った2つ(11月2日・3日)は、日本の休場で同じ結果日(11月4日)を共有しているため、どちらに沿ったのかを分けられません。

11月9日から記録すること

米SOXと韓国メモリ株(その日の動き)を並べ、翌日本取引日の東京エレクトロン・アドバンテスト(装置株)を見ます。

  • 同じ向きの日:翌日の装置株がその向きに動いたか。米SOXの向きだけで当てた割合(基準線)と並べます。
  • 食い違った日:翌日の装置株が米国側と韓国側のどちらに沿ったか。

12週間分(2027年1月29日のデータまで)がたまるまでは、「累計N日のうちM日」とだけ書きます。

来週の注目ポイント

(2026年11月7日時点の予定。結果は記載していません)

  • 11月10日(火):14:30 TSMC 10月売上高、22:30 米国10月消費者物価(CPI)、日銀「主な意見」(10月29〜30日会合分)
  • 11月13日(金):22:30 米国10月生産者物価(PPI)
  • 記録の初週:米SOXと韓国メモリ株が食い違う日に、翌日の装置株がどちらに沿うか。CPI・PPIは東京・ソウルの取引が終わった後に出るため、その夜のSOXと同じ日の韓国メモリ株の向きが分かれるかどうかが条件になります。
  • 11月6日の食い違い:SOX+4.21%、メモリ株-8.40%。11月9日の装置株がどちらと同じ向きかは、採点開始前の信号なので記録だけ残します。
  • 次の日銀金融政策決定会合は12月17〜18日、東京エレクトロンの次の決算発表は2027年2月5日(予定)です。

詳細・限界

  • 対象は11月2日〜6日。日韓共通の取引日は4日(2日・4日・5日・6日)で、11月3日は日本だけ休場でした。比べられる日がごくわずかなので、結論ではなく記録としてお読みください。
  • 騰落率は各市場の前の取引日の終値比です。
  • 1週間の騰落率は10月30日終値→11月6日終値です。円換算=(1+ウォン建ての騰落率)÷(1+100円あたりウォンの変化率)−1。ウォン円の告示と株の終値は時刻が違うため、円換算は目安です。
  • 韓国株は正規取引終値を使い、ネクストレード(NXT)の時間外の価格は使っていません。
  • 値動きの理由は報道の紹介で、このブログが原因を判断したものではありません。

用語解説

  • KOSPI(韓国総合株価指数):韓国の代表的な株価指数。
  • 正規取引終値:韓国取引所の正規の取引時間の終値。
  • ネクストレード(NXT):韓国の代替取引所。正規取引時間外の売買が可能。
  • 同じ方向/食い違い:米SOXと相手国の半導体(ここでは韓国メモリ株)の騰落の符号が同じ日/違う日。
  • 基準線(米国だけ):米SOXの符号だけで翌日を当てた割合。相手国を加えた記録と比べる基準。

出所


筆者の保有:なし

本記事は個人が公開データをもとにまとめた分析記録であり、特定銘柄の売買を推奨するものではありません。投資判断はご自身の責任でお願いします。データ基準日:2026年11月6日。